

みなさんはAhava(アハバ)をご存知ですか? スキンケア化粧品を中心としたイスラエル企業のブランドです。Ahava社の製品は、ミツペ・シャリム(Mitzpe Shalem)というパレスチナ被占領地内のイスラエル入植地で生産され、死海から採取されるミネラル成分を利用していることを謳い文句に、欧米諸国をはじめ多くの国に輸出され販売されています。そしてこの日本にもAhava製品は存在しています!
ご存知のように、パレスチナ被占領地における入植活動は、ジュネーブ第4条約などの国際法により明確に禁止されています。また、Ahavaのコスメティック製品で利用されている死海の天然資源は、本当はパレスチナ人にこそ採取の権利が認められるものです。つまりAhavaは、パレスチナ人の資源を「略奪」して利潤を得ているのです。パレスチナの人々の権利と尊厳を踏みにじり、不正に不正を重ねた商品がAhavaなのです。
こんな不正な化粧品で、一体だれが美しくなれるというのでしょう?

Ahava製品には「原産国イスラエル」との表示がありますが、Ahava商品が生産されている入植地はパレスチナ人の土地であり、イスラエルではありません。 このことは関税法第71条(原産地を偽った表示等がされている貨物の輸入)および不当景品類及び不当表示防止法第4条第1項第3号(商品の原産国に関する不当な表示)といった日本の国内法にも違反しています。
2010年5月に当会が日本政府外務省と行った協議では、「イスラエル入植地は、国際法上違法であり、イスラエル領でないことは明白である」「入植地産のものが、イスラエル産と表示されているのであれば、正確な表示とは言えない」ことが確認され、違法入植地産製品の取り扱いについて法的に検討中であることを明らかにしました。
また、Ahava製品の原産国表示問題は、ヨーロッパでも大きな問題となっています。入植地産製品が、EUとイスラエルの間で結ばれている経済協定により、イスラエル製品として関税控除の対象とされていることが明らかになったからです。
2009年12月には、イギリス政府が、国内のスーパーマーケットに対し、イスラエル入植地産の商品については、入植地産であることが分かる表示をするよう勧告しました。そして、2010年2月には、ヨーロッパ司法裁判所が、入植地はイスラエル領ではなく、したがって関税控除の対象とはならないとの判決を下しています。

ミツペ・シャリーム入植地にあるAhavaの工場兼ヴィジターズ・センター。背景は死海
「パレスチナの平和を考える会」はこれまでも、日本でのAhava製品の輸入販売代理店である株式会社ダイトクレア(代表取締役:木原実)に抗議と販売中止の要請を行ってきました。しかし、いまだに同社から誠実な対応をいただいていません。そこで、Ahava製品を販売している小売店を対象に、Ahava製品取り扱い停止要請キャンペーンを開始したいと思います。

当会では、Ahava販売店に対する啓発用メッセージカードを作成しましたので、ぜひご活用いただければと思います。画像ファイルをダウンロードをした後、はがき用紙等に印刷して活用していただければと思います。
印刷用メッセージカード画像 ダウンロード(700KB)
また、印刷済みのポストカードのストックもありますので、送料・印刷費等実費として、10枚まで100円、11〜20枚で200円、‥‥、91〜100枚で1000円、‥‥というかたちで、お分けしたいと思います。お名前、送付先住所、電話番号、希望枚数をメール・ファックス等でお伝えいただければ、振込み用紙と一緒にカードを送らせていただきます。平和問題に取り組む市民団体・労働組合・宗教団体などでも、ぜひキャンペーンへの参加・メッセージカードの配布をご検討いただければと思います。
【メッセージカード注文先】
パレスチナの平和を考える会
Email: palestine.forum@gmail.com
Fax: 06-7777-4925
Tel: 06-7777-4935
下記の販売店に対し、Ahava製品の取り扱い停止を要請するメッセージを添えてカードを送ってください。あるいは、店舗に直接訪問し、店の責任者にポストカードを渡して、Ahava製品の違法性を訴えてください。できれば、行動後、メッセージカードを利用したみなさんの活動を当会に報告してください。会報やウェブサイトで紹介したいと思います。
※メッセージカードは一つの手段に過ぎません。独自に、手紙や電話、ファックスなどで、商品の撤去を要請していただいても構いません。
※この取り組みは、違法なAhava製品の日本での取扱いと販売を完全に停止させるまで継続されます。
京都・大阪・東京のみのリストです。ここにない店でAhava製品を発見された方は、「パレスチナの平和を考える会」まで通報いただくようお願いします。

アメリカの女性反戦グループ「コードピンク」のAhava製品販売店前での抗議行動
(2009年7月、ワシントンDC)